アリビオイズム › 第1号「環境の第三者認証、あれこれ・・」2011.10.26

2012年04月03日

第1号「環境の第三者認証、あれこれ・・」2011.10.26

○○様へ


おはようございます。
機密文書出張シュレッダー&リサイクルサービス、
株式会社アリビオの寺元勇二です。


このメールは株式会社アリビオをご利用のお客様、
ご利用でないお客様でも名刺交換など
させていただいた皆さんに、
弊社の業務であるセキュリティと環境をテーマにした
取り組みのヒントとなる情報を・・・と思い送らせていただいております。

ちょっと長い文章なのでお時間のある時にでも読んでください。
(今回特に長いです・・・すいません)

では宜しくお願い致します!


○○さんはお気づきになられたかもしれないです。


そうです。

前回は「アリビオな情報」というお題目でしたが、
今回より



「アリビオイズム」



そう改名させていただきました。


よって、第1号としました。



前の会社では「リーヴスな情報」として5年半、
先月より株式会社アリビオとして「アリビオな情報」
そのようなネーミングでお伝えしてきましたが、

心境の変化というか・・・・



“イズム” 



自分の中でしっくりきました。



“○○イズム” などとよく使われる イ・ズ・ム 

ヤフーの辞書で調べると・・・



イズム【ism】
《英語の接尾辞から》1 主義。主張。学説。「―を異にする」「―にとらわれる」2 多く固有名詞の下に付いて、特有な主義・流儀・傾向などの意を表す。「早稲田―」「三菱―」



このようにでてきます。

ここまで大袈裟には思っていませんが、
私らしさを変えることなく
一本筋を通してお伝えしていきたい!!

そう考えております。
あらためて宜しくお願い致します。


では、今月のお話ですが、 「 環境の第三者認証、あれこれ・・・  」 

です。


このお話のきっかけになったのが、
つい先日なのですが、
以前よりISO14001を認証取得されていた企業さんが
「エコアクション21」に変えられたような・・・
そんな事が目に留まりました。


ISOはお金がかかるからかな・・・?


海外のお客さんと取引がないならエコアクションでいいのかな??


などなど疑問思ったのです。


私も前の会社でISOは取得しておりますので、
どんなことをするのかなどは少し経験しておりますが、


ISOはお金がかかったり・・・・


内容が大変だったり・・・・



認証取得を受けるまでに数百万円・・・・



維持(日常管理+審査対応)するのに年間数十万円・・・


プラス更新審査費用・・・



紙ファイルで保管の資料がすご~く多くて、
ファイルを保管するキャビネットもそれなりに必要・・・



私も今は経営者の立場ですので
このお金の大きさや、色々な運用を考えたら
どれだけ売上に貢献するものなの??
などと考えてしまったりもします。



ISO14001を取得された企業さんの取得の重要な目的は・・・



第一位  社会的責任



第二位  企業イメージの向上



第三位  地球環境への配慮



こんな感じのようです。


でも、日本の場合には本音のところ取引先との関係のため・・・ ではないでしょうか??




ところで、環境の第三者認証には



国際規格である「ISO14001」(ISO14005等も出ていますが・・)



京都の企業者団体が作り上げた地域版規格である「KES」


(各地版のKESなどもあると聞きます)



環境の有識者団体が立ち上げた規格である「エコステージ」



環境省主導型規格である「エコアクション21」




この4つが代表的な第三者認証だと思います。




それぞれの第三者認証ですが、


(1)「ISO14001」
1996年に発行。2004年改訂。
“組織活動が環境に及ぼす影響を最小限にくい止めることを目的に定められた環境に関する国際的な標準規格”
ISO14001には、組織活動、製品及びサービスの環境負荷の低減といった環境パフォーマンスの改善を実施する仕組みが継続的に改善されるシステム、つまり環境マネジメントシステム(Environmental Management System, EMS)を構築するための要求事項が規定されています。
こう記されています。詳しくは ⇒ http://www.jab.or.jp/mas/06.html  


(2)続いて「KES」
2001年4月スタート
KESは京のアジェンダ21の事業者の集まりが策定した「環境マネジメントシステム」の規格です。
環境マネジメントシステムには国際規格ISO14001がありますが、中小企業には人・物・金等経営資源の問題により取得が困難であることから、 より分かりやすく取り組みやすい規格として「COP3」を開催した京都市が音頭を取って中小企業が取組めるようにしたのがKESです。
このように記されています。
詳しくは ⇒ http://www.keskyoto.org/kesinfo.html  


(3)続いて「エコステージ」
「エコステージ」(Eco Stage)は、ISO14001の意図を踏まえつつ、それを補完し発展させることで、「経営とリンクした環境マネジメントシステム」の構築はもちろん、それを段階的に成長させることで、更に高度な経営管理システムの実現をも可能にするものです。すなわち、従来の経営管理システムを基盤として、そこに「環境」という視点を導入することで、「環境経営システム(=経営とリンクした環境マネジメントシステム)」へと進化させようとするものです。更には段階的にステージアップしていくことで、品質、労働安全衛生、財務などの他のマネジメントシステムとの融合や、CSRの実現をも視野に入れた経営改善の支援ツールなのです。また、中小規模の組織に対しては、環境経営システムの基本骨格のみを導入するステージも用意され、環境経営への取り組みを容易にする工夫もなされています。
詳しくは ⇒ http://www.ecostage.org/guide/index.html


最後に「エコアクション21」
色々な過程を経て2004年10月にスタート。
持続可能な社会を構築するためには、あらゆる主体が積極的に環境への取り組みを行うことが必要です。事業者は製品・サービスを含む全ての事業活動の中に、省エネルギー、省資源、廃棄物削減等の取り組みを行うことが求められています。
エコアクション21は、全ての事業者が、環境への取り組みを効果的、効率的に行うことを目的に、
環境に取り組む仕組みを作り、取り組みを行い、それらを継続的に改善し、その結果を社会に公表するための方法について、環境省が策定したガイドラインです。
このように記されています。
詳しくは ⇒ http://www.ea21.jp/ea21/index.html  



詳しく実際の運用状況を調べる時間もなかったのですが、

ISO14001は国際的な標準規格


取得規模にもよりますが、一番お金がかかるようです。
導入・構築には数百万円。今はもっと安くはなっているようですが・・・
大手企業さん向きのようで、ISO9001や27001を一緒に取得している場合は
更新審査などを複合審査にしてコストダウンが図れるそうです。
また、個々の工場や事業所を統合して全社審査にすると、
サイトと言われる出先機関では3年に1回の審査となり、コスト削減につながるようです。

しかし、継続的な改善が必須事項で、達成が難しくてやめてしまったりや、
他の事情にあった簡易な認証に変わられたり・・・・ そんなこともあるようで、
やはり国際規格だけに維持管理・審査対応・経費面で厳しいのでしょうか??


一方、「エコアクション21」取得にはある方に聞くと・・・

「うちは50万円くらいかかったなぁ~~」
懇意にしていただいているコンサルの先生に伺うと、
「できるだけ30万くらいで収まるように頑張っているよ!」 など
中小企業向きで費用的にもありがたいような・・・・

ただ、CO2削減活動が必須のようで、
数年前からは“環境経営”なるもの・・・・
例えば、
環境対応の製品が自社にあるか?
地域的な社会奉仕活動をしているか?
などの活動が追加されたそうで、ハードルが上がったそうです。

また、環境活動レポート発行が義務付けられていて
ISOとの違いでもあるみたいですね。


続いてKES。
これも中小企業のためにあるような感じですね。
費用もエコアクションのように安価で取得できそうな金額が
書かれていました。
昔は「京都式」という言われ方で私は聞いたことがありましたが、
名の通り、京都の企業さんの取得が圧倒的に多いですね。
京都議定書(今大変そうですが・・・)の関係で
やはり京都は環境に熱い町なのでしょうか。

NPO法人さんが主導されているようで、
各地のNPO法人さんの方で、大津や神戸など
各地版の認証があるようです。


最後にエコステージ。
これも中小企業のためのようですね。
特徴としては初級から上級まで5つのステージがあり、
段階的にステップアップ可能なようです。


日本でISO14001を大手企業さんが取得され始めて
約15年ほど経ちます。
その過程で数々の日本型の取組み方法ができたようですね。

中小企業は資金的にも人的にも
大手企業に劣ります。
そのニーズに応じてなのでしょうか・・・

ISOは国際規格

エコステージは社団法人

KESはNPO法人

エコアクションは環境省主導


冒頭にお話をした企業さんが
どんな理由でISOからエコアクションに変わられたのか・・・


残念ながら不明ですが、
一つのことを、特に環境に配慮する企業活動・企業経営を
ずっと貫いてやり続けることも大事です。

しかし、状況に応じて認証登録の方をに変えることも
非常に大事なことなのかもしれないな・・・・


例えば中小企業さんでISOを取られている。
何のしがらみもなく、
たまたま早くに環境の取組みをされ、
その時はISO14001しかなかった・・・

そんな企業さんはKESやエコステージ、エコアクション21に変わられるのも
一つの考え方でしょうし・・・

逆にKESやエコステージ、エコアクション21を取得され、
ISO9000シリーズや27000シリーズを取得されていれば、
ISO14001を取得し、複合・統合審査などで結構経費が浮いてきたりとか・・・




結果どうあれ、こんな時代ですから
色々な方法を考えてみることが大事なのかなぁ~~


「過去に囚われず、何事も常に改善の必要があるかもしれない。」



大事な教訓かもしれないですね・・・・



○○さんはどう思われますか??



秋ですね!
食欲の秋、芸術の秋、行楽の秋、スポーツの秋、読書の秋、
色々なことが楽しめる季節ですね~~


私は趣味の “釣り” が一番楽しめる時期です。
アオリイカが釣れだして、
結構美味しい思いをしております!!


○○さんも何かでこの季節を楽しんでください!!

ただ、、、 お体だけは十分ご自愛下さい。


では、これからもどうぞ宜しく願い致します。



■アリビオイズムの配信先変更・停止
ご購読いただきまして、誠に有難うございます。配信停止・配信先の
メールアドレス変更につきましては、以下よりお手続きをお願いいたします。
⇒ http://alivio-inc.jp/%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3  

■過去のメール(バックナンバー)はブログにて
⇒ 2011年10月現在作成中でございます。
  時間がかかっており、申し訳ございません。

■ご意見・ご感想はこちらへ
⇒ teramoto@alivio-inc.jp  

■株式会社アリビオへの資料請求はこちらから
⇒ https://lolipop-294d3e5a4cc573b.ssl-lolipop.jp/form-3  

■株式会社アリビオのホームページはこちらから
⇒ http://alivio-inc.jp/  



*****************************************

株式会社アリビオ 寺元勇二

〒565-0872
大阪府吹田市上山田8-13-322 
TEL:06-6875-1500
FAX:06-6875-1512
E-mail:http://teramoto@alivio-inc.jp
URL: http://www.alivio-inc.jp/

*****************************************





Posted by 株式会社アリビオ 寺元勇二 at 17:44│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。